二つの道の駅
今日は鹿角市に新しく完成した「道の駅おおゆ」に行ってきました。開業は4月末とのことですが、4月1日に行われた完成見学会に行けなかったので外観ぐらい見てこようと思い出掛けました。設計は隈研吾。新国立競技場の設計者で超売れっ子の世界的建築家です。数年前にコンペで選ばれました。
やっぱり中はまだ見れませんでしたが、近づいて見ることができました。
コンペ後に行われた隈さん自身による説明を聞きに行った時には、世界中で多くの設計を進めているのになんでこんな田舎のコンペまで出てくるんだろうと思ったことを思い出しました。取れるものならなんでも取るという姿勢、貪欲ですね。
いかにも隈さんらしいデザインです。
外壁は木にホワイトの保護塗装しているような感じで、下地から少し浮かせ幅120mmぐらいのを2枚並べたり3枚並べたりしてランダムに見えるようにしてます。布基礎の立ち上がりがなく地面までだし、外部の開口部もサッシレスでこれも地面までとなってます。この辺りのでティールがいかにも建築家ですね。
もう一つが4月3日に設計した西方設計により行われた「道の駅つたつい」
こちらのオープンは夏頃のようです。
「道の駅おおゆ」も「道の駅ふたつい」どちらも平屋の大型木造建築ですが、ふたついは地元の杉を大量に使い、構造的に一般的に供給されているサイズの木材で大空間を作るということに果敢んに挑戦した建物です。
ふたついは設計者も地元、使っている材料もできるだけ地元にこだわった建物、おおゆは設計は世界的建築家。面白いバトルでした。