建築にまつわる神事
今日の地元紙北鹿新聞に鹿角市の大日霊貴神社(おおひるめむちじんじゃ)の広告にありましたので勝手に転載させてもらいました。
建物を建てる時に行われる主なお祭りは、地鎮祭、上棟祭、竣工祭(新宅祭)です。 地鎮祭は、建物を建てるにあたって、その土地の神様(大地主神(おおとこぬしのかみ)、埴山彦神(はにやまひこよかみ)、埴山姫神(はにやまひめかみ)、産土大神(うぶすなおおかみ))に敷地の安泰や建築に関わる人たちの安全を祈るものです。
上棟祭は「むねあげ」と呼ばれ大工さんが主役として関わってきたもので、建築物に関する神様(屋船久久能智神(やふねくくのちかみ)、屋船豊受姫神(やるねとようけひめかみ)手置帆負神(たおきほおいかみ)、彦狭知神(ひこさしりかみ))に柱が立ち、棟が上がったことの喜びと美しく堅牢な建物の完成を祈るものです。
竣工祭(住宅では新宅祭)は、建物の完成をお祝いするものですが、これまでお守り頂いた神々への感謝と風水害・火災・地震・雷など災いがなく、久しく栄えるように祈るものです。
とのことです。
私の携わった建物でこの3つ全て行ったところはありませんね。
地鎮祭は新しい土地の場合は行うことが多いですが、それ以外はほとんどなく、まして神官さんを呼んでまでというのは最近では、地鎮祭以外ないですね。
とはいえ、日本古来の風習ですし、こういった風習が出来てきた経緯というのもあってのことで、それは現代にもきっと繋がっていることなのでしょうから、住宅など建てようとする方は頭の隅にでも入れといて損はないと思います。